台風による強風でアンテナが破損!火災保険で修理できる?

query_builder 2020/08/05
台風
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テレビのアンテナは屋根にあるため、台風などの影響を受けやすいです。壊れてしまうと、テレビを見ることができなくなり修理が必要だと思います。しかし、この修理費用、意外と大きな出費になってしまいますよね。

 

実はこのアンテナの修理、火災保険を使って自己負担なしでできる場合があります。
そこで今回は、火災保険の補償範囲や適応されないケースなど、詳しくご紹介していきます。

 

アンテナの破損も火災保険で補償される

 

火災保険と聞くと、火災のときにしか使えないと思われがちですが、台風や大雪などの災害時や盗難などにも利用することができ、その補償範囲はとても幅広いです。


火災保険の補償対象


火災保険の補償対象は「建物」(建物そのものや敷地内にある車庫や物置)と「家財」(家の中にある家電製品や家具)に分かれています。

 

その中でアンテナは建物の付属品とされます。そのため、修理費は火災保険の保険金を使うことができるのです。しかし契約内容によっては対象外という場合もあるので注意しましょう。

 

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火災保険が適用された事例


▪風災補償

台風による強風で倒れてしまった場合や、強風により飛んできた物が当たって壊れた場合は火災保険の風災補償で補償されます。

関連記事 : 火災保険の【風災補償】とは?


▪雪災補償

大雪による雪の重みでアンテナが曲がってしまったなどの積雪が原因の場合は、火災保険の雪災補償で補償されます。

関連記事 : 想定外の雪に対応するには?火災保険の雪災補償の活用法!!


▪落雷補償

落雷が原因でアンテナが故障した場合は火災保険の落雷補償で補償されます。

関連記事 : 落雷による被害は火災保険で補償される?

 

このように自然災害による影響でアンテナが壊れてしまった際は、ほとんどの場合、火災保険で補償を受けることができます。

 

火災保険が適用されないケース

 

自然災害によってアンテナが壊れたからといって、すべてのケースで火災保険が使えるという訳ではありません。


▪経年劣化の場合

経年劣化によって生じた損害は火災保険の対象ではありません。

風によって倒れてしまった際の基準として、「最大瞬間風速20/秒」以上となります。アンテナは屋根の上にあるため、雨や風の影響を受けやすく劣化が進んでいる可能性があり、少しの風でも倒れやすくなっています。経年劣化による破損がないよう、定期的なメンテナスをするようにしましょう。


▪被害から3年以上経過している場合

保険金の請求期限が保険法で3年間とされています。
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▪損害額が20万円以下の場合

古い火災保険では、フランチャイズ型(20万円以上の損害額を補償)が一般的です。
加入されている保険内容によっては保険金が支払われません。

 

火災保険の申請方法

 

では実際にアンテナが倒れてしまった際、保険会社への申請はどのようにしたらいいのでしょうか。
流れとしては以下の通りです。

 

1.    保険会社へ連絡

2.    保険会社から必要書類等が送られてくる

3.    必要書類の記入・提出

4.    保険会社による被害状況の調査

5.    保険金の入金

 

保険会社へ申請するには、非常に複雑で個人で行うのは困難です。また、色々と条件を付けられて保険金がおりなかった・・・なんてこともあります。

 

【一般社団法人 日本住宅再生支援機構】では、保険が適用かどうかの調査や、提出書類の作成、保険金振り込み後の工事終了までフルサポートしています。もちろん、費用はかかりません。

 

万が一、被害を受けてしまった場合は【一般社団法人 日本住宅再生支援機構】までご相談ください。