自然災害によるベランダ・バルコニーの損害も火災保険で修理できる?

query_builder 2021/03/22
その他
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近年、日本では1年を通して、台風や突風、雹、落雷、大雪などのさまざまな自然災害による住宅の被害が増えてきました。


これらの自然災害によって、ベランダやバルコニーの屋根が破損したり、亀裂が入って雨漏りした場合、火災保険を使って修理することができることをご存じでしょうか?


今回は、ベランダやバルコニーにおける火災保険の補償内容をご紹介します。


ベランダ等の損害は火災保険が適用される


火災保険は火災だけでなく、台風や大雪、落雷などの自然災害による損害に対しても補償を受けることができます。


火災保険の補償対象
火災保険の補償対象は「建物」(建物そのものや敷地内にある倉庫・物置等)と「家財」(家の中にある家電製品や家具、衣類等)に分かれており、以下3つから選択することができます。


▪「建物」のみ
▪「家財」のみ
▪「建物」+「家財」


補償される事例
1.台風などの強風による【風災】
風災とは強風を原因とする災害です。強風によってベランダやバルコニーの屋根(波板やポリカーボネートなど)が飛ばされてしまったり、飛来物によって損害を受けた場合は、風災として火災保険が適用されます。
関連記事 : 火災保険の【風災補償】とは?


2.大雪による【雪災】
雪災とは雪を原因とする災害です。大雪による雪の重みで損害を受けてしまったなどの積雪が原因の場合は、雪災として火災保険が適用されます。
関連記事 : 想定外の雪に対応するには?火災保険の雪災補償の活用法!!


3.雹(ひょう)や霰(あられ)による【雹災】
雹災とは降雹を原因とする災害です。雹や霰によってベランダやバルコニーの屋根や床板が破損してしまった場合は、雹災として火災保険が適用されます。
関連記事 : 雹(ひょう)の被害が!雹災補償の適用範囲は?


このように自然災害によるベランダやバルコニーの損害は、ほとんどの場合、火災保険で補償を受けることができます。


補償されない事例

自然災害によってベランダやバルコニーが損害を受けたからといって、すべてのケースで火災保険が使えるという訳ではありません。


1.経年劣化の場合

経年劣化によって生じた損害は火災保険の対象ではありません。

風によって損害を受けた際の基準として、「最大瞬間風速20/秒」以上となります。ベランダやバルコニーは、雨や風の影響を受けやすく劣化が進んでる可能性があり、少しの風でも屋根材が破損しやすくなっています。経年劣化による損害がないよう、定期的なメンテナンスをするようにしましょう。


2.被害から3年以上経過している場合

保険金の請求期限は保険法で3年間とされています。

関連記事 : 火災保険の請求期限はあるの?


3.損害額が20万円以下の場合

古い火災保険では、フランチャイズ型(20万円以上の損害額を補償)が一般的です。

加入されている保険内容によっては保険金は支払われません。


火災保険の申請方法


1.保険会社へ連絡

2.保険会社から必要書類等が送られてくる

3.必要書類の記入・提出

4.保険会社による被害状況の調査

5.保険金の入金


保険会社へ申請するには、非常に複雑で個人で行うのは困難です。また、色々と条件を付けられて保険金がおりなかった・・・なんてこともあります。


【一般社団法人 日本住宅再生支援機構】では、保険が適用かどうかの調査や、提出書類の作成、保険金振り込み後の工事終了までフルサポートしています。もちろん費用はかかりません。


ベランダやバルコニーは洗濯物を干したり、ガーデニングを楽しんだりと生活には欠かせないスペースです。万が一、被害を受けてしまった場合は【一般社団法人 日本住宅再生支援機構】までご相談ください。