火災保険を使って、割れた窓ガラスも修理できる?

query_builder 2020/07/27
その他
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引っ越しの時や、住宅を購入する際に加入する火災保険ですが、この火災保険の保険金で窓ガラスの修理ができるのはご存じでしょうか?


自然災害や空き巣による破損、あるいは家具をぶつけて割れてしまった…など思わぬトラブルで窓ガラスを割ってしまった場合、意外と大きな出費となりますよね。


そんな時は、火災保険で補償を受けることができるのです。
今回の記事では、どういった場合に保険金が下りるのかをご説明します。


そもそも火災保険って?


火災保険は火災だけでなく、それ以外の要因による被害の補償もあります。

火災保険の補償対象は「建物」(建物そのものや敷地内にある車庫や物置)と「家財」(家の中にある家電製品や家具)に分かれており、台風や大雪による自然災害による損害や、盗難被害の補償がついているものもあります。

 

例えば強風で屋根や瓦が飛ばされてしまった、雪の重みで雨樋が歪んでしまった、またはカーポートが破損してしまった、なども補償の対象になるのです。


割れた窓ガラスも火災保険で補償される


自然災害や思わぬトラブルで窓ガラスが割れてしまった場合、条件がそろっていれば火災保険で補償を受けることができます。


▪風災補償

台風による風圧で窓ガラスが割れてしまったり、突風や強風によって飛んできたものが窓ガラスに当たってひびが入ってしまったりした場合、火災保険の風災補償が適用されます。


関連記事: 火災保険の【風災補償】とは?



▪雹災補償

雹は大きいものになるとテニスボール位のものが降ることもあり、窓ガラスが割れてしまう場合があります。その場合は、火災保険の雹災補償が適用されます。


関連記事 : 雹(ひょう)の被害が!雹災補償の適用範囲は?



▪盗難補償

泥棒が侵入した際に窓ガラスを割られたという場合は、火災保険の盗難補償が適用されることがあります。


関連記事: 盗難被害は火災保険で補償される?



▪予測できない突発的な事故

家具を移動させている時に窓ガラスにぶつけてしまったり、子どもが遊んでいて何かを窓ガラスに向けて投げてひび割れたりした時は、火災保険が適用されることがあります。
また、直射日光
に当たって高温になった窓ガラスが、熱割れによって割れてしまうこともありますが、これも予測できない出来事なので
火災保険が適用されることがあります。


▪物体の落下・飛来・衝突

自動車がはねた飛び石が窓ガラスに当たったり、鳥が衝突して窓ガラスが割れてしまったなど、相手が分からない場合や損害賠償が請求できない相手の場合は火災保険の補償対象になることがあります。


関連記事 : 火災保険の「物体の落下・飛来・衝突」はどんな補償?風災補償との違いとは?


他人の家の窓ガラスを割ってしまった場合


自分の家ではなく、他人の家の窓ガラスを割ってしまった場合はどうなるのでしょうか?


その場合は、火災保険につけることのできる特約として契約できる「個人賠償責任保険」で賠償金について補償を受けることができます。


個人賠償責任保険とは、強風によって自分の家の瓦が飛んで隣の家の窓ガラスを割ってしまった、子どもが外で遊んでいて誤って他人の家にボールが入ってしまい、窓ガラスが割れてしまったなど、他人に損害を与えてしまった場合に補償の対象となります。


窓ガラス以外にも、犬の散歩中に通行人に噛みついてケガをさせてしまった時や、お店の商品を落として壊してしまった時などにも使うことができます。


現在加入している内容を一度見直してみるといいかもしれませんね。


まとめ


このように様々な補償があるので、割れてしまった窓ガラス修理にも火災保険が活用できるという訳です。

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