盗難被害は火災保険で補償される?

query_builder 2020/04/09
その他
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盗難の被害に遭った際、火災保険が適用されることをご存じでしょうか?


留守中に空き巣に入られ、窓ガラスが割れて物が盗まれてしまった…このような盗難の被害にあった場合、多大な損害が発生する可能性があります。


実は、火災保険は盗難被害も補償対象としているため、盗難による被害を補償するケースがあるのです!今回は、火災保険の盗難補償の内容について詳しくご紹介します。


火災保険には「盗難」の補償がある


火災保険では火災はもちろん、火災以外の損害も補償しており、盗難もその一つです。
盗難補償の付いた火災保険に入っていれば、盗難の被害に遭った際に
補償を受けることができます


補償の範囲

火災保険の補償対象は「建物」と「家財」に分かれています。


空き巣に侵入されたときに、窓ガラスを割られた場合やドアの鍵を壊された場合は「建物の補償」、盗まれた家財や現金は「家財の補償」の対象となります。


建物の補償

建物補償は、床や壁など建物そのものから、その家に併設されている塀や門も補償の対象です。

そのため割れた窓ガラスはもちろん、塀が欠けてしまった場合や侵入された際に汚れてしまった床なども修繕費用を補償してもらえるケースがあります。


家財の補償

家財とは、家の中にある家電製品や家具のことをいいます。


現金は家財に含まれるため、補償を受けることができます。現金の他にも小切手や印紙、通帳も補償の対象となります。ただし高額な家財に対しては、条件を設けている場合が多いです。


たとえば、現金が盗まれた場合の補償上限は20万円です。現金だけでなく、小切手や印紙などの資産をすべて合わせた金額なので注意しましょう。
また、通帳が盗まれて現金を引き出された場合の補償上限は200万円となっています。


まずは現在加入されている火災保険の盗難補償が、どのような内容になっているかを確認しましょう。


バイクや自転車が盗まれた場合も対象?

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は、バイクや自転車が盗まれてしまった場合はどうでしょうか?


どちらも自宅敷地内で盗まれた場合は補償の対象となります。
バイクについては、
125cc以下の原付バイクであれば火災保険の家財と見なされるため補償されます。それ以上の大きさのバイクは対象外となってしまいます。


また自動車については、自動車保険の車両保険が対象となるため、火災保険では補償されませんので注意しましょう。


実際に盗難被害遭ったらどうしたらいい?


実際に盗難の被害に遭った場合、まずは警察に被害届を出しましょう。火災保険の補償を受けるには、盗難届の受理番号が必要となります。


また、空き巣が侵入する際に窓ガラスが割れたなどの被害は一目瞭然にわかりますが、ブランド物やパソコンなどの電気機器が盗まれたなど、家財が盗難被害に遭ったことの証明は意外と難しいです。
証拠がなくても補償されるケースは数多くありますが、購入した際の領収書や保証書は有力な証拠になるので、普段から取っておくといいでしょう。


まとめ


警視庁の調べでは、侵入窃盗件数は年々減っているものの、一日当たり約79件発生し多くの住宅が被害に遭っているそうです。(住まいる防犯110番参照)


加入している火災保険に「盗難補償」が含まれていれば、盗難による損害は補償されます。しかし、実際にどこまで保険金が支払われるかは、契約している保険会社や担当者によって差があります。被害にあっているのに、保険会社とうまく交渉ができない、修理代を補償してもらえないなどお困りでしたら、【一般社団法人 日本住宅再生支援機構】にお気軽にご相談ください。


火災保険が適用されるかどうかの住宅診断から、工事終了までサポートさせていただきます。