相次ぐ突風被害!ガストフロントでの住宅被害も火災保険で補償される?
近年、日本では台風だけでなく、突風による被害も多く発生しています。
台風は事前に予測することができますが、温度差や地形が原因の突風は予測するのが難しく、被害が特定の地域に集中する傾向にあります。
そうした突風の中でも「ガストフロント」という現象をご存じでしょうか?
今回はこのガストフロントについて詳しくご紹介します。
ガストフロントとは?
突風は代表的な竜巻の他に、ダウンバーストとガストフロントと大まかに3つに区分されています。いずれも積乱雲が原因で起こる気圧の変化によって発生するものです。
積乱雲は雨を降らせる雲ですが、ガストフロントは積乱雲の下で形成された冷たい空気の塊が、その重みによって温かい空気の側に流れ出すことによって発生します。水平の広がりは竜巻やダウンバーストより大きく、数十キロメートル以上に達することもあります。
ガスト=突風、フロント=前線を意味するため、「突風前線」とも呼ばれています。
ガストフロントは突発的な強風で、その範囲は狭く、寿命も短いため、竜巻などに比べると住宅への被害は少ないです。しかし過去には、ガストフロントによってイベント用の大型テントが吹き飛ばされ、死傷者が出ているので、油断はできません。
火災保険の風災補償が適用
ガストフロントにおける被害のほとんどは火災保険の風災補償が適用されます。
風による屋根の損害や飛来物による被害です。
▪瓦やトタンが剥がれる
▪飛来物が屋根や壁に当たり、破損してしまう
▪アンテナが倒れて破損してしまう
台風や竜巻のように大きな被害はないですが、それでも生活に支障のある被害は伴います。また、保険の契約内容によっては物置やビニールハウスなどの損害も含まれる場合があるので、確認しておくといいでしょう。
軽視されがちですが、時には多大な被害を生じるガストフロント…
身を守るために建物内に避難すること、また、住宅に関しては普段からのメンテナスと、万が一被害に遭った場合は早めの修繕が大切です。
火災保険を使った修繕に関しては、一般社団法人 日本住宅再生支援機構までお問い合わせください。
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