鼻隠しって何?その役割と火災保険を使って修理する方法
工事の見積書の中に「鼻隠し」と表記があるのを見つけ、鼻隠しってなんだろう?と思ったことはありませんか?
住宅を長く保つために欠かせない、屋根を構成する板材のひとつなのですが、その役割はほとんどの方に知られていません。
この記事では「鼻隠し」の役割と、修理費用を抑える方法を詳しくご紹介します。
屋根の修繕をお考えの方はぜひ参考にしてください。
鼻隠しは何のためにある?
鼻隠しとは、屋根の軒先に取り付けられている板材のことです。
軒先や、屋根を支えている垂木の先端を大工用語で「鼻」と呼び、鼻の部分を隠す横板なので「鼻隠し」と呼ばれています。
鼻隠しの役割
1. 雨水の侵入を防ぐ
2. 耐風性を高める
3. 屋根の美観を整える
4. 雨樋を取り付けるための下地
鼻隠し・破風板の違いとメンテナンス方法
鼻隠しと似ている建設部材に破風板(はふいた)があります。どちらも材質や役割などに違いはほとんどありませんが、大きな違いは取り付けられる箇所です。
鼻隠しは、屋根に対して水平に取り付けられ、その上から雨樋が取り付けられます。
一方で破風板は、屋根の傾斜部分に取り付けられ、構造上、雨樋を付けることができません。
鼻隠しのメンテナンス方法
1. 鼻隠しの再塗装
2. 板金巻き
3. 鼻隠しの交換
塗装が剥がれたり、木材の鼻隠しは腐食したりするので定期的なメンテナンスが必要になります。
火災保険を使って修理することができる
火災保険の補償の対象は「建物」と「家財」に分かれており、必要に応じて選択することができます。鼻隠しや破風板、雨樋などの屋根材は「建物」に含まれるため、火災保険を使って修繕できるという訳です。
ただし、台風や大雪、落雷などの自然災害による損害に対しては火災保険が適用されますが、経年劣化による損害に対しては適用されません。全ての損に対して必ず補償される訳ではないので、注意しましょう。
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火災保険を使って屋根の修繕をするなら【一般社団法人 日本住宅再生支援機構】へ
個人で保険会社へ連絡する方法もありますが、保険会社はできるだけ保険金を支払いたくないと身構えているケースは少なくありません。条件をつけられて見積金額より低くなることもありますし、被害箇所の写真の撮り方ひとつで査定金額が変わってしまいます。
では、「もしかしたら火災保険で修理できるかも?」と思った場合、どうすればいいのでしょうか?
その答えは、経験豊富なプロの調査員に依頼する!ということです。
上記でも述べたように、保険会社の判断ひとつで保険金が下りなくなる場合があります。せっかく保険料を払っているのですから、できるだけ多くの保険金の支払いを受けたいですよね?
当団体では、プロの調査員による保険が適用されるかどうかの調査を無料で実施しております。保険が適用される場合は、見積書や提出書類の作成、保険会社による鑑定の立ち合いや折衝、工事終了までをフルサポートしています。もちろん費用はかかりません。
屋根の修理をする際には、火災保険が適用になるかどうかを無料で診断する「住宅診断」を受けるのも、一つの方法です。
ご自宅に損害を受け、火災保険が適用されるか知りたい方は、日本住宅再生支援機構までお問い合わせください。
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