台風によってカーポートが破損!火災保険で修理するには?

query_builder 2019/12/26
カーポート
carport

令和元年は、台風8号が九州地方・台風10号が西日本・台風15号・19号が千葉県と、各地に台風が直撃し、台風による災害が印象的な年でした。

 

台風被害といえば、家の屋根瓦が飛ばされてしまったり、天井や外壁からの雨漏りなどが多く見受けられます。これらの住宅被害は火災保険で補償されますが、この補償がカーポートにも使えることをご存じですか?

 

ここでは、実際に火災保険を使って修繕工事を行った事例や注意すべき点をご紹介します。

 

カーポートは建物の対象

 

何故、カーポートは火災保険での補償を受けることができるのかというと、火災保険の補償対象は建物そのものだけではなく、その建物に付属している部分も含まれるからです。カーポート以外に建物の付属物に含まれるものは、ガレージや車庫、物置、門・塀などがあります。

 

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火災保険を利用して修繕工事を行った事例

写真 2019-11-12 14 49 08

これは、実際に台風による強風でカーポートの屋根が飛ばされてしまった写真です。

 

当団体の調査員が破損や劣化箇所を調査し、保険会社へ申請。火災保険の風災補償を使って、カーポートの修繕工事を行いました。

 

カーポートの屋根は構造上、風による影響を受けやすく飛ばされやすいです。

屋根だけではなく、台風による飛来物によって支柱部分が破損してしまう場合も補償の対象です。また、飛んでしまった屋根が隣家に損害を与える場合もあるので十分に注意しましょう。

 

さらに、火災保険の申請期限は3年と定められています。

被害にあってから時間が経ってしまったからと諦めずに、まずは一度ご相談ください。

 

関連記事 :火災保険の請求期限はあるの?

 

補償を受けるための注意点

 

台風によってカーポートに被害を受けた場合でも、契約内容や破損原因によっては補償を受けられないこともあります。下記の理由で保険金が受け取れないということがないように、確認しておきましょう。

 

火災保険の契約内容が家財のみの場合

火災保険の補償対象は「建物」と「家財」に分かれており、家財のみを選択している場合は補償の対象にはなりません。建物のみ、あるいは建物と家財の両方を選択している必要があります。

 

風災補償を外していた場合

契約してる補償内容から「風災補償」を外している場合は、強風での被害は補償されません。最近では、不必要な場合は外すことができる火災保険が増えていますので、契約内容に「風災補償」が含まれているか確認しておきましょう。

 

経年劣化による破損の場合

破損原因が経年劣化による場合は、補償の対象外となります。

カーポートの耐用年数は平均で10年程度です。しかし雨風にさらされているため、耐用年数を過ぎていなくても劣化が進んでいる可能性があります。日頃からしっかりとメンテナンスするようにしましょう。

 

火災保険を使って修繕するなら【一般社団法人 日本住宅再生支援機構】へ

 

今年、最も多かった問い合わせは台風被害による内容でした。それと同時に、被害の大きかった千葉県周辺では悪質な訪問販売業者によるトラブルが多く発生してしまいました。

 

▪火災保険の申請代行を名乗った業者ではないか

▪高額な手数料や修繕費用の差額を請求されていないか

▪しっかりとした説明、契約書があるか

▪パンフレットやホームページの有無、またはホームページが更新されているか

 

上記が見分けるポイントの一部です。

弱みに付け込んだ悪徳業者によるトラブルが増えているので注意しましょう。

 

また当団体では、無理な契約やしつこい勧誘は一切しておりません。経験豊富なプロの調査員が工事終了までを丁寧にサポートしています。

自然災害による住宅被害を受けてお困りの方は、【一般社団法人 日本住宅再生支援機構】へお問い合わせください。