落雷によるパソコンなどの電化製品の故障は火災保険で補償される?
落雷による被害には、火災や屋根の破損、電化製品の故障などがあります。電化製品を修理に出す場合や買い替えとなると、それなりに費用がかかり負担も大きいですよね。
落雷による火災での住宅被害や、破損箇所は火災保険で補償されますが、パソコンなどの電化製品の故障は補償されるのでしょうか?今回は、雷の種類と火災保険の補償内容について詳しく解説していきます。
誘導雷サージとは?
雷の種類には大きく3つに分けて、直撃雷・誘導雷・逆流雷があります。
雷が電波塔やアンテナ、建造物などの対象物に直撃することを直撃雷といい、この直撃雷により、電線やアンテナ線に過剰な電流が流れることを誘導雷といいます。
過剰な電流が電線などを伝って室内に入り込み、さらに電源コードなどを伝って家の中にある電化製品の故障を引き起こす現象を誘導雷サージといい、特にパソコンやテレビ、エアコンの被害が多いようです。
火災保険を使って電化製品を修理することができる
落雷によって受けた損害は火災保険の落雷補償で補償されます。
火災保険の補償内容
火災保険の補償対象は「建物」(建物そのものや敷地内にあるカーポートや物置)と「家財」(家の中にある電化製品た家具)に分かれています。
補償されるケースは以下の通りです。
「建物」
▪落雷が原因で火事になった
▪落雷により屋根や外壁が破損してしまった
▪アンテナに雷が落ち、エアコンや食器洗浄機が壊れた
※備え付けの電化製品は建物の設備として「建物」に分類されます。
「家財」
▪落雷による火災で家具や衣類等が燃えてしまった
▪コンセントを経由して過電流が流れ、テレビやパソコンが壊れてしまった。
上記のように、電化製品は「家財」として火災保険が適用され補償を受けることができます。
火災保険が適用されないケース
▪経年劣化が原因とされる場合
▪被害を受けてから3年以上経過している場合
▪故意による損害の場合
火災保険の補償対象を「建物」のみにしている場合も対象外となります。
関連記事 : 落雷による被害は火災保険で補償される?
パソコンの故障の注意点
落雷によってパソコンが壊れてしまった場合、パソコン自体は補償の対象となります。しかし、保存されていたデータやソフトウェアは補償の対象外となるので、データが消失してしまわないようにバックアップを取っておきましょう。
また、ノートパソコンは補償の対象外となっている可能性があります。保険会社によって異なりますので注意しましょう。
まとめ
落雷によるパソコンなどの電化製品の故障は火災保険で補償されます。
電化製品の種類が増えて便利になっている中で、ちょっとした電圧の変化で誤作動や故障も起こりやすくなっています。パソコンのデータが消失してしまわないように対策をとっておきましょう。
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