火災保険を利用した悪徳業者とは?トラブルに巻き込まれないためのポイントを解説!

query_builder 2021/07/01
火災保険
AdobeStock_331138063

当団体以外にも、火災保険申請のサポートをしている業者はたくさんあります。

しかし、その中には火災保険を利用した悪質な業者もいるのが現状です。


こういった業者に修理の依頼をしてしまい、トラブルに巻き込まれる可能性もあるため注意が必要です。そこで今回は、悪徳業者の詐欺のパターンや、どういった手口があるのかをご紹介します。


火災保険を利用した悪徳業者とは?


近年では、台風などの自然災害によって住宅に被害が出た場合、火災保険を使って修繕工事をおこなう方が増えています。火災保険を使って修繕するにはいくつかの条件があり、すべての被害を補償してくれるわけではありません。


悪徳業者は「火災保険に入っていれば補償される」などと、本来であれば火災保険が適用されない箇所の不要な修理営業を強引におこないます。火災保険を利用した詐欺やトラブルは年々増えており、各自治体でも注意を呼びかけています。


火災保険の補償範囲についてはこちら

⇒ 火災保険の役割は知っていますか?意外と知らない保険の話


詐欺の手口や事例



■火災保険が適用されないのに虚偽の申告をさせる

 

火災保険の補償の対象は、自然災害によって住宅に被害が出た場合です。

しかし、経年劣化による損害に対して「台風によって破損した」などと嘘の申告をさせたり、破損していない箇所をわざと壊して保険金を請求するケースがあります。

 

このような理由で保険金の請求をしたことが発覚すると、場合によっては詐欺罪に問われる可能性もあります。こういった業者とは契約はせず、消費者センターなどに相談するようにしましょう。

 

■高額な手数料やキャンセル料

 

契約書をきちんと読まなかったが故に、高額な手数料やキャンセル料を請求されるケースもあります。手数料やキャンセル料について、「保険金の○%を請求する」などと小さく目立たないところに記載されている場合があるので注意しましょう。

 

■不要な工事の勧誘や工事代金の差額請求

 

「火災保険の保険金を使えば無料で修繕工事ができる」と言われ契約したが、見積もりよりも少ない金額の保険金しか承認されず、工事代金の差額分を請求されるケースが多くあります。

(例:見積もりは100万円だが、保険金が60万円しか下りず、差額分の40万円が自己負担となってしまう)

 

さらに、「必ず保険金が下りるから」などと言って、本来必要のない箇所の工事を勧められることもあります。通常の工事代金よるも高い見積もりになるため、自己負担する金額も高額になってしまいます。

 

保険金が下りる前に工事を始める業者には十分に注意しましょう。

 

火災保険申請代行と火災保険申請サポートの違い

 

火災保険申請代行」と「火災保険申請サポート」。

似ているようですが、大きな違いがあります。

 

申請代行とは、契約者に代わって火災保険の申請を代行するサービスです。

しかし、火災保険は契約者が申請をしなければならないため、申請の代行をすることは契約違反になってしまいます。保険金が支払われなくなったり、保険契約の解除に繋がる可能性もあります。

 

一方で申請サポートは、保険会社への難しい申請手続きをサポートするサービスです。保険申請自体は個人でおこなうため、契約違反にはならず保険金を受け取ることができます。

 

トラブルに巻き込まれないために

 

残念ながら、火災保険を利用した悪徳業者によるトラブルは年々増えています。

 

被害に遭わないためのポイント

 

▪しっかりとした説明や契約書があるか

▪高額な手数料やキャンセル料、工事費用の差額を請求されていないか

▪火災保険の申請代行を名乗った業者ではないか

▪保険金が下りる前に工事を始めたり、強引に契約を結ぼうとしてないか

▪パンフレットやホームページの有無、またはホームページが更新されているか

 

ということです。

 

すべてが詐欺や悪徳業者とは限りませんが、弱みに付け込んで強引に契約を結ぼうとする業者には十分に注意しましょう。

 

 

当団体では申請代行ではなく、経験豊富なプロの調査員が申請サポートをおこなっています。

申請手続きにお困りの方やトラブルに巻き込まれないか心配な方は、【一般社団法人 日本住宅再生支援機構】へご相談ください。