漆喰(しっくい)ってなに?漆喰の種類と修理方法

query_builder 2020/07/30
屋根
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屋根瓦には欠かせない漆喰。
しかし、漆喰と聞いてピンとくる方は少ないのではないでしょうか。


今回は瓦を支える「漆喰」とはどんなものか説明します。


漆喰とは?


漆喰とは石灰が主成分の塗り壁材の一つで、防水や接着の機能があります。
エジプトのピラミッドの壁に使われたことが漆喰の起源といわれ、日本でも古くから活用されています。


屋根における漆喰の役割

屋根においては、瓦と瓦の隙間を埋めて水の浸水を防いでくれます。また、瓦同士を漆喰でしっかりと固定することで、多少の風や地震があってもズレや落下が起きなくなります。


漆喰のさまざまな種類


日本では現在主に次のような種類の漆喰を使用しています。その他にも、漆喰の機能を有するとされる漆喰関連製品や、本漆喰から派生した地域独特の漆喰など、さまざまな漆喰があります。


本漆喰

これまでずっと“漆喰”と呼ばれていたのが、この「本漆喰」です。塩焼き消石灰に海藻(フノリ)と麻すさ(麻の繊維)を混ぜて作ります。


土佐漆喰
塩焼き消石灰に3ヶ月以上発酵させた藁と水を混ぜて熟成させたもの。一般的な漆喰と比べて少し黄味がかっているのが特徴です。とても丈夫なので、耐久性の強い壁に仕上げられます。


既調合漆喰

いわゆる漆喰メーカーが製造した漆喰製品のこと。塩焼き消石灰と麻すさ、粉末海藻のり、炭酸カルシウムなどが配合されたもの。


琉球漆喰
生石灰と藁を混ぜた後に水を加えて作ります。台風の多い沖縄では、屋根瓦に使われる練り状の製品です。


劣化した漆喰が与える屋根への影響


漆喰の寿命は7年~10年ほどです。劣化が進むと地震や自然災害などの影響で破損しやすくなってしまいます。


劣化症状
ひび割れ、欠け、ズレ・歪みなどの影響で、雨漏りや瓦の抜け落ちなどが起こります。


修理方法
▪漆喰の詰め直し工事
 ひび割れや欠けなどの劣化の場合に行います。費用は最小限に抑えられます。

▪棟瓦取り直し工事
 瓦自体がズレてしまっている場合に行います。これは重度な劣化なので、一度、棟瓦を取り外して漆喰を詰め直す必要があります。費用も「詰め直し工事」と比べて倍以上になるでしょう。


火災保険を使って漆喰の修理ができる?


火災保険は火災が起きたときにだけ適用されると思われがちですが、実は台風や落雷、大雪などの様々な自然災害による損害も補償してくれます。
経年劣化ではなく、自然災害が原因で破損してしまった漆喰は
火災保険を申請して無料で修繕することができるのです。


しかし、ご自身で屋根に上ることは大変危険ですし、保険会社への申請は複雑でとても難しいです。そこで、一般社団法人 日本住宅再生支援機構にご連絡いただければ、被害箇所の調査や保険会社への申請まで全て無料で対応させていただきます。


プロの調査員に依頼して、無料で修繕しませんか?


漆喰以外にも、無料で修繕できた例はたくさんあります。
ぜひ一度【一般社団法人 日本住宅再生支援機構】へお問い合わせください