怖いのは竜巻だけではない!竜巻に似た塵旋風って?

query_builder 2020/05/18
風害
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テレビのニュースで、学校の校庭やグランドに小さな竜巻が発生し、運動会のテントが吹き飛ばされてしまう映像を一度は見たことがあるのではないでしょうか。


実はこれ、「塵旋風(じんせんぷう)」と呼ばれる小さめの施風なのです。


では、塵旋風と竜巻の違いはいったい何なのでしょうか?

併せて塵旋風の被害を受けた際の修理費用は火災保険で補償されるのかどうかも、ご紹介していきます。


竜巻と塵旋風の違いとは?


そもそも塵旋風とは、一般的に「つむじ風」や「辻風」と言われている、地表付近の大気が渦巻状に立ち上がる突風のことをいいます。それに対して竜巻は、積乱雲による上昇気流で発生す突風です。


塵旋風の原因


塵旋風が起こる原因は地面の温度上昇です。


日差しが強いと地面が熱くなり、地表付近の大気に上昇気流が発生します。そこに強風が加わることで土や砂・落ち葉などの粉塵が渦巻き状に回転しながら立ち上がります。


竜巻と塵旋風の見分け方


 

塵旋風

竜巻

発生場所

地表付近

上空

天候

風のある晴天の日

暗く低い雲が立ち込める日

規模

小さい

大きい

直径

数m~数十m

100m~600

小さいものは10

寿命

短い(長くても数分)

長い

被害

小さい

大きい


※正確な情報は気象台から確認することができます。


塵旋風が発生しやすい場所


塵旋風は住宅街などにはあまり起こりませんが、運動場や公園、田畑などの広い場所で発生します。春の運動会シーズンは、塵旋風が発生しやすい条件に当てはまるため、目撃されることが多くなっています。水撒きをして地面を湿らせておくなどの対策が重要となります。


塵旋風は竜巻に比べて規模や被害は小さいです。しかし、テントを吹き飛ばす程度の威力があるので、校舎など頑丈な建物へ避難するなど注意が必要です。


塵旋風の被害は火災保険が適用されます!


被害が少ない塵旋風ですが、海外では竜巻レベルの大きな塵旋風も発生しています。
また、塵旋風以外にも突風の被害は数多くあります。屋根や外壁が塵旋風などの突風で被害を受けてしまった場合は、火災保険の補償を使って無料で修繕をすることができます。


プロの住宅診断員が調査から修繕までフルサポートします。


修理前のご相談、保険範囲かどうかの診断も無料で行っていますので、お困りのことがありましたら【一般社団法人 日本住宅再生支援機構】へご相談ください。


まとめ


塵旋風がどんな突風なのか、おわかりいただけたでしょうか?
見た目は似ているけれど、根本的に異なる気象現象です。さらに、塵旋風は被害が少ないからと安心していると、思いもよらない被害に遭う可能性があるので、注意が必要です。


万が一、被害を受けてしまった場合は加入中の火災保険を使って無料で修繕して、快適な住まいにしましょう。