築年数別に見る、家の点検ポイント

query_builder 2022/11/27
コラム一覧
家


築年数が経ってきたお家は、壁や屋根、ガスや水周りなど様々な箇所のメンテナンスをし続けなければいけません。

長く住み続けるために、今お住まいの築年数から、気にしておきたい箇所を分かりやすくご紹介いたします。





家の耐用年数

家には耐用年数というものがあり、問題なく使用していく上で耐えられる年数のことになります。

日本の一般的な木造住宅の耐用年数は、約30程度と言われています。

これは国土交通省が2008年〜2013年の間に取り壊した家の平均築年数からきています。


しかしこれは寿命以外で取り壊された家も含めた統計のため、実際の寿命はもっと長いとされています。  

日本の木造住宅の骨組みや基礎、軸組に使われる建材の耐久性は、水や白蟻などの浸食による腐食がなければ100年以上も耐えられる丈夫な造りをしています。

定期的なリフォームやメンテナンスでしっかりと手をかけてあげることで、家の寿命は伸びていきます






部分劣化と家の寿命の関係

家の寿命を早める原因の一つは、劣化箇所からの影響によるものです。   家は、さまざまな建材を組み合わせることで一つの建造物になります。

その一つ一つは大事な役割を持っており、一つに不具合が起こると連鎖して拡大してしまいます。

そして建材にはその素材に応じた耐用年数があります。

その耐用年数に応じて、部分ごとにしっかりとお手入れをすることが、家全体の寿命を延ばすことに繋がるのです。





築年数別劣化確認箇所

1〜5年 基本的にこの年数で確認を推奨する箇所はございません。
しかし目に見えて不具合がある場合は、施工不良か自然災害による影響がある可能性があるので検査をした方が良いでしょう。
5〜10年 家で使われる建材などの耐用年数にはほとんどがまだ達していない時期でしょう。
建材の寿命はその土地の環境にも影響されるため、耐久性のメンテナンスを行うと安心です。
10〜15年 10年を過ぎると、家の内部のあちこちから不具合が生じはじめます。
・クロスなどの内装
・床下(シロアリの対策)
15〜20年 家の設備の多くが耐用年数10〜15年となっているため、様々な不具合が生じてきます。
ここでメンテナンスをして、修繕や交換などの工事が必要になってきます。
ホームインスペクションを利用し、家全体の点検をすると安心です。
・屋根
・外壁
・耐震性
・オール電化(エコキュート)
・給湯器
・トイレ等
20〜30年 家の内部の大部分の建材が劣化し、不具合が生じている可能性があります。
特に水回りは、全体的な交換が必要な場合があります。
・フローリング
・部屋のドアや玄関
・キッチン全体
・浴室



今お住まいのお家の築年数から点検すべき箇所を確認し、不具合がないかチェックしてもらいましょう。

20年を超えてくると工事の規模も大掛かりになり、費用もかかります。

不具合の箇所の原因が自然災害であれば火災保険が適応されたり、ついでにエコ住宅へとリフォームするなら補助金があったりと費用を抑えられる手段もあるので、プロに見てもらうことをお勧めします。





おうちのリフォーム、点検のご相談は、【一般社団法人 日本住宅再生支援機構】へお気軽にお問い合わせください。