一年中必要!?冬でもカビ対策

query_builder 2022/11/25
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家の劣化スピードを著しく高めるカビ。

家だけでなく人体への被害もあり、発生すると厄介なこのカビ、実は一年中対策が必要なのをご存知ですか?  


今回はこのカビの怖さと、冬の大掃除に出来る簡単な対策をご紹介します。




カビの発生条件

家のあちこちで発生するカビですが、見た目も悪く臭いも臭く、本当に厄介ですよね。

掃除しているつもりでも、いつのまにか繁殖していて除去するのが大変です。

カビ菌は空気中に常に存在しているため、条件が整うとすぐに繁殖してしまいます。  


カビの発生しやすい湿度…60%以上

カビの発生しやすい温度…15〜30℃

カビの餌とする物…ホコリ、ダニ、食べカスなど  


人の生活している環境に条件が、カビが好む環境とよく当てはまっているのがわかります。

そして現代では住宅環境が向上して一年中快適な温度や湿度が保たれているため、ほぼ一年中家の中はカビの絶好の棲家となってしまうのです。


そしてカビの胞子は、エアコンなどによって部屋全体に漂ってしまいます。







カビの種類と生えやすい場所

カビの種類

青カビ…食品などに発生する緑っぽいカビ

赤カビ…浴室や洗面所、トイレなどに繁殖する赤っぽいカビ

黒カビ…空気中に最も多く浮遊し家中至る所に発生する。素材の奥まで根を張る頑固なカビ



生えやすい場所

風通しが悪く、湿気が溜まりやすい箇所にカビは発生します。

また、水分を吸収する素材のものも、カビが生えやすくなっています。  

・クローゼット、押し入れ

・トイレ、風呂場、キッチン、洗面所

・マットレス、布団

・大きな家具の裏

・畳

・壁、カーテン

・窓、ゴムパッキン

など家中ありとあらゆるところに発生します。





放置すると危険なカビの被害

家への被害

壁紙などに繁殖したカビは素材の奥まで根を張り内部まで浸食し、家の寿命を縮めます。

放っておくと家全体に広がり、クロス交換だけでは効かず根絶やしにするための大掛かりなリフォームとなってしまい、数十、数百万と費用がかかる可能性もあります。  

 

人体への被害

カビから発生する胞子は空気中を漂います。

これを吸い続けてしまうと、アレルギーを引き起こします。

アレルギーを引き起こすと、喘息や鼻炎、肺炎などの症状が出る可能性があるので、早めに除去をするようにしましょう。




誰でもできるカビ対策

生えたカビを掃除するのは当たり前ですが、その前に日頃から発生させないための予防を心がけましょう。  


・換気、湿度の調整

湿度がなくなると繁殖できなくなるため、定期的に換気をしてカビの増殖を防ぎましょう。

また湿度計を置き、カビの発生する60%以上の場合は除湿して、繁殖させにくい湿度に保ちましょう。  


・掃除

カビは放置するとどんどん繁殖し、また除去しずらくなってしまいます。

表面に少しでも発生したらすぐに除去し、広範囲に広がらないようにしましょう。

エアコンフィルターや洗濯機の槽、冷蔵庫内は月一お掃除する日を決めるなどし、常に清潔に保ちましょう。  


・カビ防止グッズ

窓の淵にはる防カビテープや、防カビ剤入りのスプレーなどで吹きかけるだけでカビを防止できるものもあります。

また、置き型のタイプの防カビ剤もあり、お風呂場や洗面所に置いておくだけのものなど、様々なグッズが販売されています。    



発生したカビの掃除のポイント

塩素系漂白剤、重曹と酢(クエン酸)、アルコールなどの成分にカビはとても弱いため、掃除の際は使うようにしましょう。

特にアルコールの成分はカビの胞子を死滅させるため、普段の拭き掃除の際にアルコールを吹きかけながら行えば手軽に防カビ対策が出来ます。  



水拭きや掃除機は、カビ防止対策にはNGです。

水拭きはカビを死滅させず、伸ばすだけになり掃除機は排気口から外に排出するだけでなく掃除機内にも繁殖してしまいます。      



カビからおうち、家族を守って快適に過ごせる環境づくりに心がけましょう。








カビによるおうちへの不安がある方は、【一般社団法人 日本住宅再生支援機構】へお気軽にご相談ください。