住宅火災対策!火に強い家づくり
冬に近づくと、多くなってくるのが火災のニュース。
冬は、火災発生に最も気をつけなければいけない季節です。
ではなぜ、冬は火事を発生させやすいのでしょうか?
今回は、冬の火災の恐ろしさと、対策についてのお話をしようと思います。
住宅火災の原因
総務省が公開している建物火災の出火原因で10位以内に入っているのが
・タバコ
・コンロ
・電気機器
・配電機器
・ストーブ
となっており、出荷原因の多くは自宅から発生することが多い事がわかります。
そして冬に火災が多く発生する原因は、大気の乾燥と、暖房器具の利用が増えることが大きな要因として挙げられます。
暖房器具は、直接火をつけるストーブだけではなく、火を使わない電気ヒーターやこたつからの出火例もあるため、熱を発生させる器具は全般注意が必要です。
火災の被害
毎年日本では約4000件近い火災が発生し、平均80〜100名の犠牲者が出ています。
ニュースなどで見る火災の報道はごく一部で、実際には多くの火災が日本の各地で発生しています。
ただ火災発生件数や死者数はここ10年で減少傾向にあり、家電製品の防火安全性能の向上や、紙タバコ喫煙者の減少などが理由として挙げられます。
しかし減少したとはいえ、未だ多くの火災が発生していることに変わりはありませんので、油断はできません。
防火に強い家づくり
火災が発生してしまった際、その家がいかに燃えにくい構造をしているかどうかでその後の被害は左右されます。
建築基準法では、防火性能が定められています。
大きく分けて下記の3つある防火性能のある構造、または工法のいずれかを用いた住宅のことを省令準耐火構造といい、基本的に備わっていなければならない構造です。
①外部からのもらい火防止
外壁に防火サイディングや、屋根や軒裏などを不燃材料などの防火性の高い素材にすることで、隣家で火災が発生した際のもらい火による火災に備える防火構造にすることです。
②各室防火
火災が発生してしまった際にほかの部屋に燃え広がるのを防ぐため、発生源と他の部分を防火区画化することで被害を最小限に抑える構造のことです。
柱などへの燃え移りを遅らせるため、石膏ボードなどの耐火素材で壁や天井を覆い、炎を一定時間その場に留めます。
③他室への延焼遅延
火災の被害拡大は、壁の内側や天井裏を伝わって火が燃え広がる事にあるため、火の通り道である壁や天井内部などの接合部に木材や断熱材などのファイヤーストップ材を用いて火を住宅全体へ広がりにくい構造にすることです。
このように火災を発生させにくく、また発生時には炎を最大限遅らせる構造である省令準耐火構造にすることはとても大きな防火対策に繋がります。
その他にも、 日常で出来る防火対策はしておくようにしましょう。
日頃からコンセントの配線周りには埃がたまらないようにしたり、感電ブレーカーや火災警報器などの防火製品を取り入れるなど、簡単に出来る事から備えるといいでしょう。
また冬は特に、ストーブなどの暖房器具周りに物を置かない、また消し忘れに注意しましょう。
防火対策工事のご相談は、【一般社団法人 日本住宅再生支援機構】へお気軽にお問い合わせください。
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