「Low-Eガラス」って何? 窓ガラスのリフォームで快適でお得な住宅に!

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窓



先日、断熱性能の大切さをお話ししました。

断熱性能の中で、「窓」も外気温の影響を受けにくくするための重要な役割を果たしています。

今回は、断熱リフォームで設置できる高断熱機能窓、「Low-Eガラス」というものをご紹介いたします。





Low-Eガラスとは

Low-Eガラスとは、英語の「Low Emissivity」からきており、意味は「低放射」です。

Low-E膜といわれる特殊な金属膜でコーティングされたガラスで、太陽から放射される熱や暖房で暖めた熱を吸収・反射することで熱を伝わりにくくする原理となっています。  


一般的なガラスが放射率0.9程度なのに対し、Low-Eガラスはこの効果によって放射率が0.05以下になると言われています。

※放射率:遠赤外線領域での熱放射の吸収率のこと。


放射率が低ければ低いほど熱が伝わらない原理となっており、Low-Eは非常に低放射に優れたガラスなため、断熱性が高いとされています。  

その結果、夏は暑さを防ぎ、冬は熱を逃がさず、家中を快適な温度で保ってくれるだけではなく冷暖房の効率を高めるため、節電にもなります。





断熱性能の違い

断熱性能は室内外の温度差によってガラス窓を通過する熱量の大きさである熱貫流率(U値)などによって評価されます。

熱貫流率は小さいほど断熱性に優れています。

そこで一般的な窓との違いをU値と熱の伝わり方である「伝導」・「対流」・「放射」を用いて比較してみましょう。  


単板ガラス(6.0 W/㎡K)

熱伝導・対流・放射ともによく伝導する素材。  


複層ガラス(3.4 W/㎡K)

熱伝導・対流には優れているが、放射には有効ではない。  


Low-E複層ガラス‐高断熱タイプ(2.7 W/㎡K)

Low-E複層ガラス‐遮熱タイプ (2.5 W/㎡K)

熱伝導・対流・放射ともに有効。  


見てわかる通り、単板の一般的なガラスに比べると半分以下の数値になっています。

また構造上の熱の伝わり方に関しても、単板ガラスは何の熱も遮らないのに対し、Low-Eガラスはすべての面で熱の侵入を妨ぎます。





断熱or遮熱、どっちがいいの?

Low-Eガラスは、Low-E膜が複層ガラスに挟まれた中空層のどちらか一方のガラス面をコーティングします。

この膜が室外側か、室内側、どちらに施されているかによって断熱なのか遮断なのかの役割が変わってきます。  


「断熱タイプ」

暖房の熱が伝わる「遠赤外線」に対し主に遠赤外線を吸収・反射する特性

位置:室内の熱を逃がさない断熱重視のため、室内側に配置されている。





「遮熱タイプ」

太陽熱が伝わる「近赤外線」対し近赤外線、更に遠赤外線の双方を吸収・反射する特性

位置:太陽の熱を遮断させる事を重視したいため、室外側に配置されている。  




この特性から、夏の日差しや西日が強い窓には遮断タイプで日射熱を防ぎ、断熱の効果は保ちつつ程よく冬場の陽だまりを感じられる断熱タイプを配置するなど、それぞれの効果的に配置する事をお勧めします。





メリットたくさんのLow-Eガラスに替えよう!

ここまでのご説明で、Low-Eガラスの有効さが伝わったことと思います。

さらにLow-Eガラスには、結露防止や紫外線をカットしてくれる効果があるため、カーテンや家具・床の色あせを防いでくれるという嬉しいメリットもあります。

条件に当てはまれば、住宅省エネリノベーション促進事業費補助金の対象となり、国から補助金が下りる場合もありますので、調べてみることをお勧めします。






断熱リフォームについてのご相談は、【一般社団法人 日本住宅再生支援機構】へお気軽にお問い合わせください。