シャッターと耐風圧性の関係とは?耐風シャッターで台風に備えよう
自宅の窓は、耐風対策をしていらっしゃいますか?
設置されているシャッターに耐風強度はありますか?
台風の被害で多く出るのが窓ガラスの破壊やシャッター、雨戸の変形です。
そしてそれは、対策をしておけば防ぐことが出来る被害です。
本日は「耐風シャッター」を設置して出来る防災についてお話します。
耐風シャッターとは
シャッターは、台風などによる強風や暴雨、また飛来物から窓や室内を守るために設置します。
そして窓や雨戸、シャッターにはそれぞれ、風から守る強さの基準である「耐風圧性」というものがあります。
「耐風シャッター」とは、名前の通り耐風力に優れたシャッターで、大型の台風でも耐えられるパワーを持った耐風圧性の高いシャッターのことです。
防風に耐える基準、耐風圧性について
日本の建築基準法の一つに、耐風圧性があります。
耐風圧性とは、どれくらいの風圧に耐えることが出来るかの性能のことで、JIS(日本工業規格)が定めた風圧力計算基準(以下表参照)に則った基準の窓やシャッターの設置が必要です。
耐風圧性能の基準(JIS等級)
S-1 |
800Pa |
風速36m/s |
S-2 |
1,200Pa |
風速44m/s |
S-3 |
1,600Pa |
風速51m/s |
S-4 |
2,000Pa |
風速57m/s |
S-5 |
2,400Pa |
風速62m/s |
S-6 |
2,800Pa |
風速67m/s |
S-7 |
3,600Pa |
風速76m/s |
※面積1㎡当たりに耐えられる風圧を等級で表したもの/単位Pa
建物と設置窓の高さで基準は決まりますが、立地地域によってその基準も異なり、海岸か内陸か、またその地域における過去の台風の記録に基づく風害の程度等に応じて定められています。
耐風圧性が弱いと
耐風圧が弱いと、台風などの強風によって雨戸が変形したり、ガラスが割れたりしてしまう恐れがあります。
そして窓ガラスが破壊されてしまうと、家の中にガラスの破片が散乱するだけではなく、窓から吹き込む強風で天井や屋根が吹き上げられたりして、大変危険な状態となる場合もあります。
この内容だけでも、修繕費用が高額になってしまう事は簡単に想像できます。 そのため、シャッターの強度を高めることは非常に大切なことです。
どのくらいの耐風圧がいいの?
日本サッシ協会が目安としている戸建て住宅に必要な耐風圧性は、
1階 S-1
2階 S-2
3階 S-3
となっており、標準で設置されているシャッターはこの基準程度のものと思われます。
台風の風速で見てみると想像がつきやすいかもしれません。
日本の台風の風速
・強い台風で平均風速20~25m/s
・非常に強い台風で平均風速30~35m/s
・猛烈な台風で平均風速35m/s以上、最大風速が54m/s
この数値から考えると、S-4等級で猛烈な台風の風速に匹敵する強さがあるといえます。
等級を1つでも上げれば、防風対策への強化はできるといえるでしょう。
また、耐風シャッターは後付け工事もできるので、すぐに取り付けることが可能です。
そして他にも、防音や防犯対策にも効果があるので、取り付けるメリットが多数あります。
現在の窓や雨戸、シャッターに不安がある方はぜひ、検討してみるといいでしょう。
減災のためのリフォームについてのご相談は、
【一般社団法人 日本住宅再生支援機構】
にお任せください!
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