DIYの幅も広がる!壁補強について
日本で住宅を構えるなら、地震に強い家にする事が重要です。
既に住宅をお持ちの方も、これから建てる予定の方も、出来るところから耐震化を取り入れると減災につながります。
そこで耐震化技術の一つ、「壁補強」というものについてご紹介します。
壁補強とは
通常、家の壁は柱と骨組みの間に断熱材を入れ、石膏ボードをつけて壁紙で覆います。
そして耐震性の中で、この壁の量のバランスはとても大切なポイントになっており、壁の量が少ない部分(部屋)には揺れの負担が行ってしまうなどの恐れがあります。
そこで、より耐震性に優れた素材の壁を追加する事で補強すること壁補強といい、耐震化の手段の一つです。
ただ闇雲に入れるのではなく、家全体の壁の量に対して均等に加えることで配置のバランスが整い、揺れの負担を分散させることが出来ます。
耐震性だけではない、生活への利便性
DIYが流行っている昨今、壁に棚を作ったり飾り物をかけたいけど、壁が弱くてできない、ということはありませんか?
これは壁紙の中が強度の弱い石膏ボードでできているため、くぎや画びょうが刺さらない、または抜け落ちてしまうからです。
この場合、柱の場所を探してそこに打ち込むことしかできないため、手間もかかり好みの場所に設置できないという不便さがあります。
しかし、壁補強を行うことで壁の中に強い素材が入るため、くぎや画びょうがしっかりと刺さるようになります。
これで、好きなところに棚をつけたり、写真や絵を飾ったりと室内インテリアの幅も広がります。
壁に取り付けるDIYアイデア例
・浴室や玄関に自在棚
・壁掛けTV
・壁に絵画や写真の設置
・トイレシェルフ
・バリアフリーの手すり
・猫の移動用の橋
など
行うタイミングや注意点
壁紙の内側に施工するため、壁紙を張ってしまってからでは簡単にはできません。
新築の場合は打ち合わせ時にオプションで追加するといいでしょう。 既存の家の場合は、壁紙はもちろんコンセントやスイッチなど、壁に取り付けられている物すべてを取り除いてからでないと施工できないため、壁紙の張替えのタイミングで行えるといいかもしれません。
逆に、壁補強工事は天井・床を解体しないで行う事が出来るため、大掛かりな耐震補強工事よりも安価に済む耐震対策といえます。
壁補強を行う際は、まず耐震診断をして家の耐震性を事前に確認しておくといいでしょう。
家の構造と壁の位置関係から補強すべき箇所などを、プロの建築メーカーの方と話し合う事ができます。
長く安心して暮らしていくために、綿密な打ち合わせをして効率的に補強を行いましょう。
これを機に、耐震強化とお部屋の模様替えを一緒に行ってみてはいかがでしょうか。
耐震診断、リフォームについてのご相談は、【一般社団法人 日本住宅再生支援機構】にお任せください
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