対策は万全?ライフラインが止まった時の対策紹介!

query_builder 2022/07/26
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ライフライン①

普段当たり前のように使用している水・電気・ガス。

これらは私たちが生活を行う上で必要不可欠な要素で、それが絶たれると生命の危機に陥ってしまう事もある重要なものです。

そしてこれらが供給されている経路のことを「ライフライン」といいます。

このライフライン、いざ災害が発生すると一瞬で断たれてしまいます。

多くの人が、停電や断水で困った経験があるのではないでしょうか?

ここでは災害時に遮断してしまう原因や、復旧、備えなどのご紹介をします。



どうして止まる?ライフラインが遮断される原因

水道は水道管、電気は電線、ガスはガス管と、すべて管や線を通して外部から送られてきます。

これらが地震や台風、水害などの物理的要因により水道、ガス配管が破損したり、電信柱が倒壊してしまうことによって供給がストップしてしまいます。

停止した各ライフラインの設備を直し、点検をした上で再開させるので、それまでの間は使用できなくなってしまいます。

最近では、老朽化によって水道管の漏水や破裂事故が相次ぐなど、全体的なインフラ設備の老朽化も問題視されています。


出典:国土交通省ウェブサイト (https://www.mlit.go.jp/road/road/traffic/chicyuka/chi_13_05.html)



災害時の復旧目安

災害によってライフラインが停止すると、各会社は早急に復旧作業に取り掛かりますが、災害の規模によって復旧の目安は大きく変わります。  


過去の災害から想定できる、おおよその復旧目安  


電気…復旧目安:数日~最大約7日程度

水道…復旧目安:数日~最大約30日程度

ガス…復旧目安:1カ月~最大約2カ月程度


ライフラインごとの備え、住宅の見直し

備蓄するものは3~7日程度がいいとされていますが、実際にはそれを大きく上回る日数が再開までかかっているケースも多くあります。

しかし、家庭で備蓄できるスペースでは限りがある事や、長期化する場合には支援物資も配給されることから、まずは最低限の備蓄をしておくのが基本です。

また最近の技術では、ライフラインが停止しても困らない家づくりなども多くありますので、参考にしましょう。


ライフライン別必要な備蓄品

水道
水、使い捨て式トイレ、ふき取りシート
電気
懐中電灯、電池、蓄電池、発電機、モバイルバッテリー
ガス
ガスボンベ、カセットコンロ、ホッカイロ等暖房対策
共通して備えたい製品 ラジオ、発電機、災害用浄水器、濾過装置の常備、IH対応調理器具、電気ポット、電熱器等


住宅の見直し…住宅機能を見直すことで災害に備えるという方法もあります。


・貯湯タンクや地下水槽の設備搭載

・太陽光発電の設置や大容量蓄電池を備える

・防災ルームや備蓄品収納のためのスペースを備えた住宅設計  


いつ起きてもおかしくない災害に、備えをする家庭は増えてきています。

一人一人が対策や備えをすることで、災害時の被害数は大きく変わります。

日々の備蓄から住居の機能改善リフォームなど、出来ることは今のうちから行っておきましょう。



防災・減災のリフォームについてのご相談は、【一般社団法人 日本住宅再生支援機構】にお任せください